ドラムを始めたばかりの頃、多くの初心者がつまずきやすいのがハイハットの組み立て方です。スタンドのパーツが多く、正解が分からないまま何となく組んでしまい、音が出にくい、踏み心地が悪いと感じた経験はありませんか。
実はハイハットは、正しい手順とセッティングを理解するだけで、演奏の安定感と音質が大きく変わる重要なパートです。この記事では、ドラム初心者が最初に覚えておきたいハイハットの組み立て方を、スタンドの構造から順を追って分かりやすく解説します。基本を押さえることで、無駄なトラブルを避け、練習に集中できる環境を整えましょう。
ハイハットスタンドの基本構造と各パーツの役割
ハイハットの組み立て方を正しく理解するためには、まずスタンド全体の構造と各パーツの役割を把握することが重要です。見た目はシンプルに見えますが、ハイハットスタンドは複数の部品が連動して動作しています。それぞれの役割を知らないまま組み立てると、音が安定しなかったり、踏み心地に違和感が出たりする原因になります。ここでは、初心者が最初に知っておくべき基本構造を順番に解説します。
ベースプレートと脚部の役割
ベースプレートと脚部は、ハイハットスタンド全体を支える土台となる部分です。演奏中にスタンドがグラつかないよう、しっかりと床に接地する役割を持っています。脚の開きが狭すぎると安定性が低下し、強く踏んだ際に倒れやすくなります。逆に、適切な角度で脚を広げることで、ペダル操作時の力をしっかり受け止められるようになります。組み立て時は、床との接地面が均等になるよう調整することが大切です。
フットボードの構造と踏み心地への影響
フットボードは、ドラマーが直接操作する重要なパーツです。踏み込む力をプルロッドへ伝え、上下シンバルの開閉をコントロールします。角度や高さが合っていないと、踏みにくさや疲労の原因になります。初心者のうちは、無理に角度をつけず、自然に足を置ける位置に設定するのが理想です。踏み心地は演奏の安定感に直結するため、組み立て段階で違和感がないか必ず確認しましょう。
支柱(パイプ)が果たす安定性の役割
支柱はスタンドの中心となるパーツで、全体の高さや剛性を支えています。この部分がしっかり固定されていないと、演奏中にガタつきが発生し、シンバルの動きが不安定になります。高さ調整を行う際は、適正な位置で固定ネジを確実に締めることが重要です。無理に高くしすぎるとバランスを崩すため、自分の演奏姿勢に合った高さを意識しましょう。
プルロッドの仕組みと動作の関係
プルロッドは、フットボードの動きを上部へ伝える金属製の棒です。踏み込むとロッドが上下し、上側シンバルを持ち上げたり閉じたりします。曲がりや緩みがあると、動作がスムーズに伝わらず、レスポンスが悪くなります。組み立て時は、ロッドがまっすぐ通っているか、途中で引っかかりがないかを確認することが大切です。
スプリング(バネ)の役割と反発力
スプリングは、フットボードを踏んだ後に元の位置へ戻す反発力を生み出します。この反発力が強すぎると踏みにくくなり、弱すぎると戻りが遅くなります。多くのスタンドではスプリングの強さを調整できるため、自分の足の力に合った設定を探すことが重要です。適切な反発力は、安定したクローズ音を出すための基本となります。
クラッチが果たす重要な役割
クラッチは、上側シンバルをプルロッドに固定するためのパーツです。位置や締め具合が適切でないと、演奏中にシンバルがズレたり、音が安定しなかったりします。クラッチは単なる固定具ではなく、シンバルの開閉幅を決める重要な役割を担っています。組み立ての際は、締めすぎず緩すぎず、適度な固定を意識しましょう。
フェルト・ワッシャー類の意味と必要性
フェルトやワッシャーは、シンバルと金属パーツの間に挟むクッション材です。直接金属同士が接触するのを防ぎ、不要なノイズやシンバルの破損を防止します。初心者ほど省略しがちなパーツですが、音質や耐久性に大きく影響します。正しい順番で取り付けることで、ハイハット本来の音を安定して引き出せます。
初心者でも分かるハイハットの組み立て手順
ハイハットの組み立て方は、一見複雑に見えますが、正しい順番を守れば決して難しくありません。初心者が失敗しやすい原因の多くは、手順を飛ばしたり、順序を間違えたりすることにあります。ここでは、ドラム初心者でも迷わず進められるよう、ハイハットの組み立て手順を段階ごとに解説します。最初に全体の流れを把握しておくことで、無駄なやり直しを防ぐことができます。
スタンド本体を組み立てる手順
まずはハイハットスタンド本体の組み立てから始めます。脚部をしっかりと開き、床に安定して接地させることが最初のポイントです。その後、支柱を立てて高さを仮決めします。この時点では細かい高さ調整は行わず、演奏姿勢に合いそうな位置で軽く固定する程度で問題ありません。次にフットボードがスムーズに動くかを確認し、引っかかりがない状態にしておきます。ここでスタンド全体の安定感を確保することが、後の工程をスムーズに進めるコツです。
下側シンバルの取り付け方法
スタンド本体が完成したら、次に下側シンバルを取り付けます。下側シンバルは専用の受け皿に乗せる形で設置し、フェルトやワッシャーを正しい順番で挟みます。シンバルの向きは基本的にカーブが上向きになるようにセットします。ここで強く締めすぎるとシンバルの振動が抑えられてしまうため、適度な固定を意識しましょう。下側シンバルは音の土台となるため、水平に設置されているかも必ず確認します。
上側シンバルまでの基本的な流れ
最後に上側シンバルを取り付けます。プルロッドにクラッチを通し、その間にシンバルを挟む形で固定します。クラッチの位置によってシンバルの開閉幅が決まるため、最初は少し余裕を持たせた状態がおすすめです。取り付け後はフットボードを踏み、上下シンバルがスムーズに開閉するかを確認します。動きに違和感がある場合は、高さや締め具合を微調整しながら、自分にとって扱いやすい状態を作りましょう。
クラッチの正しい取り付け位置と向き
ハイハットの組み立て方の中でも、特に間違えやすいのがクラッチの取り付け位置と向きです。クラッチは上側シンバルを固定する重要なパーツで、少しのズレや向きの違いが音や操作感に大きく影響します。正しく取り付けることで、ハイハットの開閉が安定し、演奏中のストレスを減らすことができます。ここでは、初心者が迷いやすいポイントを中心に解説します。
クラッチの基本構造を理解する
クラッチは主に上下2つの金具とフェルト、固定用のネジで構成されています。中央の穴にプルロッドを通し、上側シンバルを挟み込むことで固定します。フェルトはシンバルを保護しつつ、余計な振動を抑える役割があります。基本的には、下側にフェルト、その上にシンバル、さらにフェルトと金具を重ねる構造になります。この順番を守ることが、安定した音を出すための前提条件です。
向きを間違えやすいポイント
初心者がよく間違えるのが、クラッチの上下の向きです。上下を逆に取り付けてしまうと、シンバルが正しく固定されず、演奏中に傾いたりズレたりします。また、フェルトを省略したり、金属部分が直接シンバルに当たる状態も避ける必要があります。取り付け後は、軽くシンバルを手で揺らし、不自然なガタつきがないかを確認すると安心です。
固定が甘い場合に起こるトラブル
クラッチの締め付けが甘いと、演奏中に上側シンバルが上下に動きすぎてしまい、音が安定しません。逆に締めすぎると、シンバルの振動が抑えられ、ハイハット本来の響きが失われます。適切な固定とは、シンバルが自然に動きつつ、ズレない状態です。踏み込みながら音を確認し、違和感があれば少しずつ調整することが、失敗しないコツです。
上下シンバルの正しいセッティング方法
ハイハットの組み立て方において、上下シンバルのセッティングは音質と演奏性を大きく左右します。同じシンバルを使っていても、配置や間隔が違うだけで音の粒立ちやキレが変わります。初心者のうちは感覚で決めがちですが、基本を押さえておくことで安定したサウンドを作ることができます。ここでは、上下それぞれの正しいセッティング方法を解説します。
下側シンバルの向きと固定方法
下側シンバルは、基本的にカーブが上向きになるように設置します。この向きにすることで、上側シンバルと均等に接触し、クローズ時に安定した音が出やすくなります。下側シンバルはスタンドの受け皿に乗せ、フェルトを挟んで軽く固定します。強く締めすぎると振動が抑えられてしまうため、シンバルが自然に鳴る程度の固定が理想です。水平になっているかも必ず確認しましょう。
上側シンバルの高さ調整
上側シンバルの高さは、クラッチの位置で調整します。高さが低すぎると常にシンバルが接触し、オープン音が出にくくなります。逆に高すぎると、踏み込んだ際のレスポンスが悪くなります。初心者の場合は、軽く踏んだ状態でシンバルがしっかり閉じ、力を抜くと自然に開く高さがおすすめです。演奏しながら微調整することで、自分に合った位置が見つかります。
適切な隙間が音に与える影響
上下シンバルの隙間は、ハイハットの音色に直結します。隙間が狭いとタイトで短い音になり、広いとオープンで広がりのある音になります。ジャンルや演奏スタイルによって最適な隙間は異なりますが、初心者はまず均一な隙間を意識することが大切です。左右どちらかに偏っていないかを確認し、踏み込み時と開放時の音の変化をチェックしながら調整しましょう。
音が出にくい・動きが悪いときの原因と対処法
ハイハットを正しく組み立てたつもりでも、実際に演奏すると音が出にくい、動きが重いと感じることがあります。こうしたトラブルの多くは、パーツの調整不足や取り付け位置のズレが原因です。ハイハットの組み立て方を理解した上で、よくある不具合とその対処法を知っておくことで、無駄なストレスを減らすことができます。
踏み心地が重い・軽すぎる原因
踏み心地が重い場合、スプリングの反発力が強すぎたり、プルロッドの動きがスムーズでないことが考えられます。スプリング調整ネジを緩め、少しずつ反発力を弱めてみましょう。逆に軽すぎる場合は、スプリングが緩みすぎている可能性があります。自分の足の力に合った反発力を見つけることが重要です。調整後は必ず何度か踏み込み、一定の感触が得られるか確認してください。
異音が出る場合のチェックポイント
演奏中に金属音やきしむ音が出る場合は、フェルトやワッシャーの不足、ネジの緩みが原因であることが多いです。シンバルと金属パーツが直接接触していないかを確認し、必要であればフェルトを追加します。また、各接合部のネジが適切に締まっているかもチェックしましょう。潤滑が必要な場合でも、過度な注油は避けることが大切です。
演奏中にズレる場合の対処方法
演奏中にシンバルやクラッチがズレる場合は、固定力が不足している可能性があります。特にクラッチの締め具合は重要で、緩すぎると安定しません。ただし、締めすぎると音に悪影響が出るため、ズレない最小限の力で固定することが理想です。演奏前に軽く踏み込み、位置が変わらないかを確認する習慣をつけると安心です。
まとめ
ハイハットの組み立て方は、ドラム演奏の基礎でありながら、初心者がつまずきやすいポイントでもあります。スタンドの構造や各パーツの役割を理解し、正しい手順で組み立てることで、音の安定感や踏み心地は大きく向上します。
特にクラッチや上下シンバルのセッティングは、少しの調整で演奏性が変わる重要な要素です。音が出にくい、動きが悪いと感じた場合も、原因を一つずつ確認すれば解決できます。基本を押さえた正しいセッティングを身につけることで、練習や演奏に集中でき、ドラムをより楽しめるようになるでしょう。

ドラムはバスドラ、スネア、タム、スローンやシンバルの高さ調整。
おまけに機材は大きいし、初心者さんは特に一苦労だよね。
スタジオレンタルしても機材調整であっという間に時間が経ってしまうよね。(汗)

ローディのいない僕らの宿命だよね。
僕の場合は演奏練習に時間を使うときは
バスドラ、スネア。ハイハットだけ。
調整に時間を使うときは3時間はスタジオを確保します。

とはいうものの、学生さんや仕送りで生活している人は
スタジオレンタル料もかさむよね。
そこは割り切って考えなくてはいけないね。
僕の場合はハイハットの調整をする場合、スローンに座り
スネアをおへそから拳一個分に合わせる。
そのスネアから拳一行分上にボトムシンバルを合わせる。
この利点は手をクロスさせた時にリズムを刻みやすいというところです。
参考にしてね。

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